脂肪吸引

脂肪吸引

治療方法(施術内容・治療について)

  • 脂肪吸引は皮膚を数ミリ切開し、カニューレと呼ばれる直径2㎜~4㎜の細い管で直接皮下脂肪を吸引し除去する痩身術です。
  • 適応部位は頬やアゴ・二の腕・ウエスト・足など皮下脂肪が存在する部位であれば吸引は可能です。
  • 脂肪細胞の数は生まれた時から決まっています。
  • 人それぞれ脂肪細胞の数は違い、脂肪細胞の数が多い人ほど太りやすく痩せにくい体質と言えます。
  • 痩せたり太ったりの変化は、脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりの変化に伴うものです。ダイエットをして痩せても、脂肪細胞が小さくなるだけで数が減っているわけではありません。
  • 脂肪吸引は脂肪を取り除くことにより脂肪細胞の数が減るため、減った脂肪細胞が増えることはありません。
  • 脂肪細胞が減ることにより、太りにくく以前よりも痩せやすい状態になります。また、術後にダイエットを併用することで、より大きな痩身効果が期待できます。
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効果

ダイエットをしてもなかなか取れない部分的な脂肪除去が可能です。

脂肪吸引は脂肪細胞が減ることでリバウンドが起こりにくく、痩せやすく太りにくい体質になります。

体系維持や見た目の身体のラインを整えることができます。

ダイエットを併用して行うと、より大きな痩身効果が期待できます。

より早く引き締めるためには脂肪吸引後1ヵ月くらいからマッサージを開始し、半年くらい続けると効果的です。

デメリット

術後の炎症反応による影響などで効果が出るまでには個人差があり、脂肪吸引後すぐに効果を実感することはできません。

まれに、1ヵ月しても脂肪吸引前と変化が感じられない場合がありますが、1ヵ月くらいで徐々に腫れが治まり効果が現れてきます。

一度に吸引できる脂肪の量はある程度決まっているため、全ての皮下脂肪を取り除くことはできません。無理な手術は危険が伴いますのでお勧めできません。

脂肪は水に浮くほど軽い細胞です。脂肪吸引で除去できる脂肪には限りがあり、ダイエット目的で体重を減らす効果はほとんど期待できません。

内臓脂肪や筋肉太りの場合は脂肪吸引では解消できないため、適応外になります。

皮膚のたるみは脂肪吸引の手術では解消できません。余分な皮膚を取り除くたるみ取りの手術が必要になります。

基本情報

施術時間2~3時間 ( 範囲によります )
麻酔・麻酔方法点滴による局所麻酔
通院日翌日/抜糸/経過診察
通院回数3~4回
抜糸1週間後
入浴シャワー 翌日から可能 (患部は濡らさないように)
入浴   抜糸後
洗顔・化粧洗顔  当日から ( 頬・アゴの場合は翌日から )
化粧  当日から ( 頬・アゴの場合は抜糸後 )
ダウンタイム脂肪吸引する場所などで違いますが、術後に筋肉痛のような痛みを感じる場合があります。痛みの程度には個人差がありますが、数日続くこともあります。

術後の大きな腫れは3日~1週間程度、内出血が起きた場合は10日~2週間くらいで治まります。

微妙な腫れなど完全に引くまでには部位や体質によって数週間~1ヵ月と差があり、身体の下の部位へ行くほど腫れが引くまでに時間が必要になります。
注意事項手術直後は麻酔による水分と炎症反応によって、一時的に腫れるため脂肪吸引前より太くなります。包帯を巻いてお帰り頂きますので、着用しやすいゆったりした服装が便利です。

手術後2~3日間くらいは包帯で圧迫固定します。その後1ヵ月くらいはサポーターやコルセットなどを着用して圧迫していただきます。お顔など見える部位のため日中の圧迫ができない場合は、家にいるときだけでも圧迫した方が良いでしょう。

マッサージによって血流とリンパの流れを良くすることで術後の腫れも早く引き、より引き締め効果が得られます。脂肪吸引後1ヵ月くらいからマーサージの開始をお勧めします。
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よくある質問

脂肪吸引した後にリバウンドしませんか?

脂肪吸引の手術は脂肪細胞を直接吸引して除去するため、脂肪細胞を減らすことができます。一度減った脂肪細胞は増えることはありませんので、リバウンドは以前よりも起こりにくくなります。
しかし全ての脂肪を除去することはできませんので、残った脂肪細胞が大きくなれば太くなることもありますが、吸引していない他の部位に比べると、脂肪細胞が少ないため吸引した部位は太くなりづらいでしょう。

脂肪吸引をしたいのですが、死亡事故のニュースを聞くと不安です。

脂肪吸引による死亡事故のほとんどが、腸管損傷による腹膜炎や脂肪塞栓が原因と考えられます。
腹膜炎を起こす原因は、虫垂炎や帝王切開などの腹部手術の既往歴がある方の腹部脂肪吸引の際に、手術痕付近の吸引を行い腸管を傷つけることで腹膜炎を発症します。
また、脂肪塞栓は一度に大量の脂肪を吸引することで多くの血管を傷つけたため、血管に入った脂肪が肺などに流れて呼吸不全を起こすことになります。
これらの事故は医師の技術不足から起きる事故で、熟練した医師が手術を行えば事故の起こるリスクは極めて少ないでしょう。

脂肪吸引の手術をしたらボコボコになったと聞いたことがありますが、大丈夫ですか?

脂肪吸引で除去する脂肪は皮下組織の深い層の脂肪を吸引しますが、浅い層の脂肪まで吸引してしまうと皮膚が凸凹になることがあります。また、脂肪を吸引する際に均一に一定の層の脂肪を吸引することも重要です。
どちらも医師の技術の問題ですが、術後の圧迫などご自身のアフターケアー管理も影響することがあります。

脂肪吸引で体重はどのくらい減りますか?

脂肪は水に浮くほど軽い細胞です。脂肪吸引で除去できる脂肪には限りがあり、ダイエット目的で体重を減らす効果はほとんど期待できません。

脂肪吸引とダイエットの違いを教えてください。

脂肪吸引は脂肪細胞の数を減らし、ダイエットは脂肪細胞のサイズを小さくします。
脂肪吸引はダイエットをしてもなかなか取れない部分的な脂肪除去が可能ですが、体重を減らす効果はほとんど期待できません。ですのでダイエットを併用して行うと、より大きな痩身効果が期待できます。

脂肪吸引のリスクを教えてください。

血管を傷つけることによる出血や、皮膚が凸凹になるというリスクがありますが、いずれも医師の技術の問題で、熟練した医師が行えば極めてリスクは少ないでしょう。

脂肪吸引の後にリバウンドはしませんか?

脂肪吸引は脂肪細胞が減ることでリバウンドが起こりにくく、痩せやすく太りにくい体質になります。

脂肪吸引の手術、術後の痛みはありますか?

手術中は点滴による局所麻酔を行いますので、痛みはございません。
術後は、痛み止めも処方いたしますが、場所によって筋肉痛のような痛みを感じる場合があります。痛みの程度には個人差がありますが、数日続くこともあります。

脂肪吸引の手術では、どのくらいの脂肪を吸引できるのでしょうか?

一度に吸引できる脂肪の量はある程度決まっているため、全ての皮下脂肪を取り除くことはできません。腹部だと約20~500cc位で、出血があるとそれ以上取るのは、数カ月後になります。

ふくらはぎが筋肉質なのですが、脂肪吸引できますか?

筋肉の上に脂肪も沢山ある場合は吸引できますが、ただの筋肉太りの場合は脂肪吸引では解消できないため、適応外になります。ボトックス注射等で細くすることは可能です。

二の腕の脂肪吸引をした場合、手術の傷跡はどこにつきますか?

脇の裏側あたりに、数ミリの傷跡がつきます。

太ももとふくらはぎの脂肪吸引は同時に1日で受けられますか?

1日で行う事も可能ですが、一度に吸引できる脂肪の量はある程度決まっているため、全ての脂肪を取り除くことができない場合があります。無理な手術は危険が伴いますので分けて施術を行う場合もあります。